真のゆとり教育

【Pyramid千葉大学合格プロジェクト】


今年度より、小学生の「ピラミッドコース」で、「千葉大学合格プロジェクト」を始めました。

まあ、別に千葉大学に限った事ではありませんが、国立大学に合格するために必要な事。

現状では、「直前に思い立つ」事ではなく、早いうちからそのような目標を立てる事です。

「英語と、国語と、日本史だけ学習して合格する」私大文系などと違って、5教科を満遍なく学習し、平均以上の成績をとる事が必要になります。何か特化した教科を幾つか作るのもそれは大変な事ですが、全てをコンスタントに得点する、という事は、なかなか努力のいるものですよね。

昔の生徒さんで、「早稲田大学法学部」から国家公務員1種合格を目指していた生徒さんが、その学習中にこんな事を感じた、と仰ってくれました。

「先生、僕は今コクイチ(国家公務員1種試験)目指してますけど、周りに東大の人がいっぱいいて、感じた事があります。コクイチを通るためには、『何か一部が突出して出来る』という事よりも、『全て満遍なくハイレベルに出来る』力が必要なんですよね。そして、東大の奴らは、大学受験の勉強でそれを一度経験しています。自分は最初から私大狙いだったので、その能力というか、習慣が足りていない分、彼らに劣っている、と感じました。国立大学を目指した学習をして、そのような習慣をつけておくべきでした。」

と。

つまり、小学生や中学生のうちから、自分に対する勝手な思い込みで、「自分は数学が苦手だから」「国語が出来ないから」などとレッテルを貼って、自分の可能性に勝手な限界点を引いてしまうと、将来の選択肢が狭められる事になります。

翔英館の小学生学習コース「ピラミッド」という名称はそのような「積み重ね」を意味しています。小学生のうちから「(勝手な思い込みによる)苦手教科を作らない事」、そして「学年の垣根を越えて将来の準備をする事」を可能にさせるためのコースです。

さて学習は、インプットとアウトプットは両方大切。しかし特にアウトプットの時間を増やす事の方が大切です(かといって、インプットをしていないのに、アウトプットばかりしても意味がありません。毎週模擬試験を行うとか、、、)。

※私立中高一貫校では、高校2年生までにある程度の学習を終了し、3年時を「演習」に当てる傾向があります。 その分だけアウトプットの量が増えるという事。つまり、「私立中高」というと「詰め込み」のイメージがあるかもしれませんが、これこそ「真のゆとり教育」を行っている、という事です。

 2021年(2020年度)より始まる「新システムの大学受験」では、中高一貫で先取り学習が出来る私立中高一貫校はますます有利になります。現在の中学2年生より、「学力+α」が必然的に求められるようになるわけですから、「真のゆとり」は必ず重要視されるようになります。

しかし、公立中学に通いながらでも、「出来に応じて先取り学習」を行う事が出来れば、学年の垣根を越えた学習が十分に可能です。もちろん学校の定期試験対策学習との二本立て、になってしまいますが、「定期試験と高校受験のみ」を想定した学習ではない、そのような学習ライフを送る事を提案します。翔英館では「公立小中高に通いながら、十分私立に行ったのと同じ効果をもたらす」コースを設置した、という事です。

ピラミッドコースに「自立学習&家庭学習マネジメント」を追加した、オプションコースです。

※「先取り学習」の罠

子供向け英語教室などでは、「英会話」以外に「小学校卒業までに英検3級を目指そう!」といった取り組みが行われている事が数多くありますが、実は翔英館では「小学校のうちから中学校範囲の学習を済ませる」事が、必ずしも良い結果を導く、とは考えていません(その後のやり方次第、という事ですが)。

なぜか?

小学校のうちに中学生で扱う内容を済ませてしまうと、特に英語では「学校の授業が簡単すぎてバカバカしい」といった子が生まれます。学習しなくても、学校のテストで高得点が取れますので、やるわけがありません。そして、完全に「学校の英語を舐めきった子」は、「英語の学習習慣」が欠如していますので、中学2年生あたりで「助動詞」「不定詞」「動名詞」「比較」といった少し複雑な文法事項が出てくると、(一度やったとはいえ、そんなに詳しく教わったわけではありませんから)「どう学習していいのかわからない!」という事態を招きます。

そうなってからでは、もう遅いです。

つまり、どんなに先取り学習をしても、「結局中学校に入学したら、他のみんなと同じくアルファベットの書き取りや、単語の練習から始めて、be動詞の現在形をやって、、、」という形で、「みんなと同じラインに戻されてしまう」事が大きな問題です。(※小学校卒業までに中3の関係代名詞や現在完了形までマスターした子は、中1になって過去完了や仮定法に進む事が出来る、というわけではないのが問題なのです)。

Pyramidでは、その気さえあれば、「学年の垣根」を一切無視して、どんどん進みます。
出来る子であれば、「中学3年生卒業までに高校内容を全て終了し、残りの3年間は演習時間や、その他自分の得意分野を探す時間に当てる」事も出来ます(理想ではありますが)。

誤解しないでいただきたいのは、「出来る子が偉くて、出来ない子(遅い子)がいけない」という事ではありません。ゆっくりが良い子はゆっくりでも良いと考えています。

出来不出来に関係なく、「みんなと一緒でいつまでも先に進めないから、せっかくの才能が折れてしまう」という所が問題なのです。

そのようなジレンマを壊すために、Pyramid千葉大学合格プロジェクトでは、「公立中学に通っていても、私立中学と同様かそれ以上の『その子の能力に完全にマッチした学習プログラム』を組んでいく事が可能です。

【勉強なんて、受験の直前で充分???】
「まだ小学生だから、塾は早いよ!勉強が出来るようになったって、幸せになるとは限らないよ!中3になって受験が必要になったら塾に行かせるよ!」

といった理論で、子供の学習を重要視しない、小学生(受験をしない子)の保護者の方がいらっしゃいます。

しかし、逆から考えてみてください。
「中3の夏、部活動が終わったら塾に行かせる」といった段階で、本当に追いつく事が出来るのか?

中3で扱う「平方根」を解く際、中1の正負の数すら分かっていないのであれば、「絶対に」解く事は出来ません。
中3の「二次関数」を理解する上で、中2の「一次関数」の理解は必須ですし、その理解のためには「比例のグラフ」の概念がなければ解けませんし、その比例のグラフも「小学校6年生の比の概念」がなければ出来ません。

高校受験は中3範囲だけで戦うものではありませんし、部活動を終了していきなり目覚めたとしても、上記した様に、「結局小学校6年生の範囲から遡る必要がある」という可能性もあるわけです。

学習は「積み重ね」なのです。

その上で、「小学校低学年であれば、まだ親の私が教えられるから、塾なんていらない!」という方もいらっしゃいますが、「教えられる」のと「知っている」のは違います。

「面積はたてかけるよこで出す」を知っていても(つまり公式を知っていても)、「なぜたてかけるよこで面積が出るのか?」まで教えられる方はそんなにいらっしゃらないと思います。学習で一番大切なのは、「暗記すること」ではなく「なぜそうなるのかを理解すること」なのですから、ただ公式を叩き込めば良いというものではありません。

塾の講師は曲がりなりにも「プロ」ですから、「なぜそうなるのか?」を伝えながら授業をします。
「どうして8センチ×6センチの面積が40センチなの!まだ公式覚えてないの!」のような、機械的な指導はしません(そこが、素人の方とプロの違いだと思っています)。

計算や漢字をプリントでひたすら解いて、、、という方式の全国的に有名な「塾」もありますが、そのような塾で訓練された子は、計算のスピードが速くても、「どうしてそうなるのか?」「その計算を何で使うのか?」が欠落している事が多いようです。

また、「理科、社会は暗記教科だから」という理由で重要視しない方も多いですよね。
社会が暗記教科??とんでもない。
もちろん、問題を解く上での「基本知識」の定着は必要ですが、その知識を暗記しただけで解ける入試の問題など存在しません。例えばこれは私の創作問題ですが、「暗記」だけで解けるでしょうか?

「明治維新に続く260年に及ぶ武家政権が開かれたが、その政権確立の決め手となった天下分け目の戦いが起こった場所を、地図中から選んで記号で答えなさい」

まあ、このような問題が実在するかはわかりませんが、「推測の力」が必要となりますよね。江戸幕府であるという事を推測し、関ヶ原の戦いを推測し、岐阜県を推測し、その正確な場所を地図上から導く(「歴史は得意だけど、地理が苦手。地図が嫌い。」といった子もいますが、歴史にも「地図」は登場しますから、「地図がわからずに歴史の問題を解く」なんてありえませんよね)。

このように、「塾に通ってもらう」という事は、(他の塾はどうかはわかりませんが)「単純に答えを教える」「覚えさせる」ではなく、「解答に導くプロセスを理解させる」という事だと考えています。

それが「プロ」の仕事だと思います。

「やろうと思えば誰でもできる事を、わざわざお金を貰って行う」事は、プロとして恥ずべき事だと考えています。
ですから、通ったら、通わなかった時と大きな違いが出なければならない、その様に考えて精進してまいります。
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