お金を払う価値について。

千葉県銚子市の、大学受験、高校受験、中学受験の学習塾、予備校、通信制高校の翔英館です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、翔英館は「新聞折込チラシ」を出しません。開校以来一度も出した事が無いのです(意地やプライドではなく、期待効用の問題なので、これからも絶対に出さない、とかそういう意味ではないですが)。

理由は色々ありまして、まず一番に「(色々な理由で)読まれている可能性が低い=読まずに捨てられる可能性が高い」という事。資源の無駄遣いになりますので、やって来ませんでした。開校してから6年間はWebサイトも作らず、新聞折込も無く、ポスティングもなく、定まったチラシすら作らずにやってきました。言って見れば完全に生徒さんと保護者の方の口コミだけで入塾を受け入れて来たという事になります。「広告に関わる自分だからこそ、広告に頼らない集客が出来ないのか?」の実験を、自社を使ってずっと行って来たという事なのです。

ただ、現代では何をするにもまずはネット検索。ご飯を食べるのも、旅行に行くのも、美容院を決めるのも、「ネット上の他の人に決めてもらう」という情けない世の中になりました。「食べログで評価が高いからここは美味しいに違いない」とか、「じゃらんで高評価だから行ってみよう」とか。電気製品も書籍も、Amazonで探して人の評価を読んで、ポチッと購入、が当たり前ですよね。それだけ自分の力のみで感じたり、自分の足を使って何かを探す、という至極当然の作業に対して、「面倒くさい」人間が増えています。

塾ですらWebで検索して、「良さそうな(≠良い)」塾を探して、問い合わせてみる、という流れが当然です。そんなわけで、Webサイトでは有益な情報を与えなければならないのですが、まだまだ試行錯誤中ではあります。先日、「翔英館のWebサイトのSEO対策について色々と考えないと」と思っている正にその中で、「Webサイトの検索順位を上げるお手伝いをしますよ」という電話がかかって来ました。

おお、正にSEO。欲しい時に欲しいものを提示されると、話を聞いてしまいますよね。

電話の人「キーワードで検索して、順位を上に持って来る方法を伝授しますよ!貴方の塾の名前を直接打ち込まなくても、検索している人が探している情報で検索したとき、おたくが上位に来る方が良いですよね?」と。

そりゃ良いに決まってます。GoogleやYahoo!の検索エンジンのアルゴリズムが最近変わったという話もありますので、現状での「何が正しいSEO対策なのか」の最新情報をつかんだという事なのでしょうか。そこで私は、

「タイトルにキーワードを入れるとか、被リンクサイトを増やすとか、そういう事以外で自動的に検索上位に上がる様な魔法みたいな方法があるという事ですか?まず前者については、うちのサイトを見ないで電話してますよね?後者に関しては、オタクみたいなSEO業者のスパムリンクをはじく為に、Googleは優先順位を下げているはずですけど。結局、うちのサイトがどれだけ有益な情報を、受験生やその保護者の方々に提供出来ているか、に尽きるんですよね、、、。」

と尋ねてみました。すると、「、、、、、、、、。」と黙ってしまったのです。どうやらこの業者さんの「対策」とは、これで万策尽き果てて終了の様です。「お詳しいんですね。また何かありましたら」みたいな事を言って電話を切ってしまいました。

仕事として「お金を払う」からには、「誰でも出来る」事には価値も必要性もないですよね。無知な人の無知につけ込んでお金を取る人はいけません。

と、同時に我々塾だって、「参考書に載っている」「Webで検索すれば答えが出る」「その辺の人に聞けば解決する」事を売り物にして、「わざわざお金を払う価値はない」物でお金を取っている様な事があれば、同様にいけません。通うからには、「自分だけでは絶対に出来ない何か」を提供しなければなりません。

「知識」はGoogle大先生や参考書にも載っていますが、「問題解決能力」「思考回路」「メソッド」「学習習慣の定着」「進路情報」「リアルタイムの教育の動向」に関しては、中々素人の方には伝授出来ないと思いますので、塾に通う価値をその辺りを参考に絞って頂けると塾を選びやすくなると思います。将来的に、人間の脳はコンピュータに負ける時代が来ますので、「物知りな人」の必要性は益々下がり、「反射神経が高く、問題解決能力が高い人」が評価される様になるはずですので、「教える」というワードに執着する塾は、これから益々必要がなくなって来ると思います。

※ところで、「塾の選び方」みたいなサイトがありますが(あえて書きませんが)、どうも内容が古いな、と感じます。時代が変わっているのに、相変わらず「カッコいいWebサイトの塾に良い塾なし!手作り風のホームページの塾は良い塾!」みたいな事を言っていたりして。ご自分の塾がそうなのであれば、多少我田引水の理論の様な気もします(他にも凄く良い事を書いているページなんですけどね)。

もどりますが、「プロフェッショナル」とは「お金を貰って仕事をする人」という定義の仕方もあります。ただ、お金を貰う人間が全員プロかと言うと、「誰にでも出来る事」でお金を貰おうとする自称プロもいます。

いえ、我々が自信を持って「絶対的なプロ」であるとは言いませんが、少なくとも例に挙がった様な「自称プロにはならない」為に、日々研鑽して参りたいと考えております。皆様から「プロ」だと認めて頂けるために。
スポンサーサイト
プロフィール

SHOEIKAN

  • Author:SHOEIKAN
  • 総合教育商社翔英館の日記へようこそ。

    【総合教育商社翔英館のウェブサイト】
    http://shoeikan2001.jp

    【総合教育商社翔英館のfacebookページ】
    http://www.facebook.com/pages/総合教育商社-翔英館-SHOEIKAN/238277729567715

    【総合教育商社翔英館のTwitter】
    http://twitter.com/shoeikan2001
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク