スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新しい研修

新年度より、新しい研修の取り組みを始めました。

翔英館では毎週必ず全体研修を行っています。勿論内容は「社員のスキルアップ」なのですが、同じ方法でやっていて効果が見込まれないのであれば、発想の転換をする事も必要。

先週、スタッフをこの様な事で叱りました。講演会の会場設営の動きの中で、動線などを考慮せずに適当に備品を配置するスタッフに対し、「君たちのする行動は、いつもお客様の顔が見えていない」と。つまり、思いやりが足りないのです。ソファの位置、机の位置、一つ一つはつまらない違いですが、それを考えられるかどうか、でお客様に与える印象は大きく違います。

「能力の3要素」という言葉があります。

能力は、「知識情報」「技術技能」「態度」の3つで決まるという考え方。このうち、技術技能は「問題解決能力」「対人関係力」「専門技能」の3つに分かれます。

この概念に照らし合わせると、
①知識情報:塾講師として恥ずかしくない教科知識や教育情報、世の中の動きをしっかりとキャッチする事。
②の1)問題解決能力:適宜フレキシブルに対応出来る反射神経や解決メソッドを知っている事。
②の2)対人関係力:相手の性質や性格に応じて、正しく対応出来る力を有している事。
②の3)専門技能:塾講師として相応しい授業力や指導力を有している事。
③態度:心構え、やる気、思いやりなど、仕事に対する情熱や向上心を有している事。

この様に考えると、授業研修は上記のうちの②の3)の部分を磨いているに過ぎず、全体的な能力向上の為にはあまりにも偏りすぎている事を薄々以前から感じていましたので、あえてこの中から③と②の1)を磨く事によって、それをその他の項目にも活かす事にしました。

人間が人間を相手にする職業ですから、思いやりを持った行動や心構えは、授業の質にも影響を与えるはず。

状況に応じた課題を設定して質問し、それぞれのスタッフの答えを聞いていきました。
※この場合はこうしなさい、という正解を与える物ではなく、いかに思いやりを持って接する事が出来るのか?という「思考メソッド」を構築していく研修です。

例として。「テスト中にカンニングしている生徒がいました。どの様に対応しますか?」

スタッフの答えは、「退室させて別室受験させる」「呼び出して注意する」「後ろに立ってプレッシャーをかける」「肩を叩いてわからせる」などなど。

カンニングはいけない事ですし、生徒の為にもならないので、注意をせずに放置する事はありえません。実際に「悪い事」をしている生徒に思いやりが必要なのか?と考えるかも知れませんが、行動自体が悪い事でも、その行動が全人格を否定して良い事にはなりません。

まず、「何故カンニングをするのか?」から考えて欲しい、と伝えました。
カンニングをする子の特徴とは?
プライドが高い?悪い点数を取るとお母さんに叱られる?

この様な子が、はっきりと「カンニングがばれた」事がわかったら、呼んで注意をした所で、素直に「すみませんでした。もうしません。」とはならないはず。顔を真っ赤にして、「どうしよう。自分のバケの皮が剥がれた。お母さんにいいつけられる。もう家に帰れない。塾にも来る事は出来ない。」等と、こちらが想像している以上に深刻に考えてしまうかも知れません。

この時、この解決の本質的なゴールを「相手の立場」も考慮して良く考え直す。
「生徒の為にカンニングをやめさせる事」「二度とカンニングをさせない事」が目的なのであって、「カンニングを発見して、悪い事だと解らせて、叱って、恥をかかせて、追い込む」事は別に目的では無いのです。これさえ達成すれば、余計なアクションはいりません。

よって、私が「答えの一例」として出したもの。

「その時間はカンニングを続けさせます。ズルした結果の点数かもしれないけれど、そんな事は本人が良くわかっている。その上で休み時間に呼び出します。ここで『君の動きはまるでカンニングをしている様な誤解を与えるから、しっかりと答案だけを見て解きなさい。次の時間からは注意をする様にね。』と伝えます。言われた本人もそんなにバカじゃないので、二度とやりません。」

人間は、「相手を注意する叱る」を「自分のイラダチや怒りをぶつける」と勘違いして、目的を見失った行動をする事があります。怒りをぶつけただけのアクションは、実は誰も得をしない。怒った自分も鬱になるし、相手も不愉快な思いをする。これは「出来る限り相手を傷つけない様に避ける逃げる」方法ではなく、「本質としての目標を達成する」事だけを考えれば、簡単に理解出来ます。そこに余計な感情が入り込むので、意図しないどうでも良い結果が生まれてしまいます。

それでも、相手が必要な話なので、誤解される事もあります。自分は「相手とにらみ合う」事を目的としてやっているわけではなく、「本質の問題点を指摘している」のに、相手は「人格を攻撃された」と勝手に取ってしまい、怒り出して、拗ねて、「もういいよ!」みたいになる。そんな事もあります。

また、「やる気」と「能力」の高低だけで、接し方を変える事が出来る、といったお話もしました。誰一人として全く同じ生徒などおらず、一人一人が違った価値観や性質を持っているのに、どうも集団授業の塾のスタッフってヤツは、すぐに自分だけのセオリーに当てはめてみんな同じ対応をしようとする。

完璧に分ける事が難しければ、やる気と能力に応じて、「委任する」「着火する」「指導する」「命令する」で対応を分けなさい、と伝えました。

翔英館は新年度より、ますます「オンデマンド」の部分を強化した塾になります。個別指導塾に変わるという事では無く、集団授業と自立型学習と反転授業と映像授業と個人カルテを上手に組み合わせて、生徒一人一人の性質に応じた、適切な対応が出来る塾に生まれ変わります。

その為の研修を、これからも随時行って参ります。
スポンサーサイト
プロフィール

SHOEIKAN

  • Author:SHOEIKAN
  • 総合教育商社翔英館の日記へようこそ。

    【総合教育商社翔英館のウェブサイト】
    http://shoeikan2001.jp

    【総合教育商社翔英館のfacebookページ】
    http://www.facebook.com/pages/総合教育商社-翔英館-SHOEIKAN/238277729567715

    【総合教育商社翔英館のTwitter】
    http://twitter.com/shoeikan2001
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。